ひそやかな叫び

頭が腐っているのじゃよ

ひとの死ぬ話をたくさん極月も。

12月の読書メーター
読んだ本の数:42
読んだページ数:15986

未来 (双葉文庫)未来 (双葉文庫)感想
大切なひとを失ったときどう生き続けていくか考えておく。いつか会えなくなると思えば接し方に心配りできる。
読了日:12月01日 著者:湊 かなえ


ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人<新装版> (講談社文庫)ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人<新装版> (講談社文庫)感想
人物設定が突飛ではあるが面白く読んだ。
読了日:12月02日 著者:今野 敏


ST 警視庁科学特捜班 黒いモスクワ (講談社文庫)ST 警視庁科学特捜班 黒いモスクワ (講談社文庫)感想
超人的能力を備えていても弱点はあり、生きるのは大変。
読了日:12月03日 著者:今野 敏


ST警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル (講談社文庫)ST警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル (講談社文庫)感想
「患者がひとり死んでいるんだぞ」がんばれ、赤城。
読了日:12月03日 著者:今野 敏


ST警視庁科学特捜班 青の調査ファイル (講談社文庫)ST警視庁科学特捜班 青の調査ファイル (講談社文庫)感想
青山翔を志田未来さんが演じたらしい。
読了日:12月04日 著者:今野 敏


ST警視庁科学特捜班 黄の調査ファイル (講談社文庫)ST警視庁科学特捜班 黄の調査ファイル (講談社文庫)感想
自殺か他殺か。お坊さんは除夜の鐘を撞くのか。
読了日:12月04日 著者:今野 敏


ST警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル (講談社文庫)ST警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル (講談社文庫)感想
結果より経過という好例。面白かった。
読了日:12月04日 著者:今野 敏


ST警視庁科学特捜班 黒の調査ファイル (講談社文庫)ST警視庁科学特捜班 黒の調査ファイル (講談社文庫)感想
理屈はさておき、痛快。
読了日:12月05日 著者:今野 敏


ST 為朝伝説殺人ファイル 警視庁科学特捜班 (講談社文庫)ST 為朝伝説殺人ファイル 警視庁科学特捜班 (講談社文庫)感想
為朝伝説?
読了日:12月05日 著者:今野 敏


ST 桃太郎伝説殺人ファイル 警視庁科学特捜班 (講談社文庫)ST 桃太郎伝説殺人ファイル 警視庁科学特捜班 (講談社文庫)感想
桃太郎伝説には諸説あります。
読了日:12月06日 著者:今野 敏


ST 沖ノ島伝説殺人ファイル<警視庁科学特捜班> (講談社文庫)ST 沖ノ島伝説殺人ファイル<警視庁科学特捜班> (講談社文庫)感想
渡れず、持ち帰れず、語れずという島の出来事。どうするのかなと思ったけれど、だったらこうかと予想がついた。
読了日:12月06日 著者:今野 敏


ST 化合 エピソード0 警視庁科学特捜班 (講談社文庫)ST 化合 エピソード0 警視庁科学特捜班 (講談社文庫)感想
ちょっとしたきっかけで何が起こるかわからない。
読了日:12月07日 著者:今野 敏


ST プロフェッション 警視庁科学特捜班 (講談社文庫)ST プロフェッション 警視庁科学特捜班 (講談社文庫)感想
面白く読んだけれど残念なところも。
読了日:12月07日 著者:今野 敏


後鳥羽伝説殺人事件 (角川文庫 う 1-1)後鳥羽伝説殺人事件 (角川文庫 う 1-1)感想
被害者の容姿を揶揄する場面が少なくなく、びっくりした。
読了日:12月08日 著者:内田 康夫


銀河鉄道の父 (講談社文庫)銀河鉄道の父 (講談社文庫)感想
面目を保つため無理をする様が悲しいけれど面白い。
読了日:12月09日 著者:門井 慶喜


ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
どうなるのか興味が尽きない。
読了日:12月10日 著者:スティーグ・ラーソン

 

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
聞きなれぬ名前が多く、誰が誰だか掴みにくいものの、それを上回って面白かった。
読了日:12月10日 著者:スティーグ・ラーソン


ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
読了日:12月11日 著者:スティーグ・ラーソン

 


ミレニアム2 火と戯れる女(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)ミレニアム2 火と戯れる女(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
読了日:12月11日 著者:スティーグ・ラーソン

 


殺しへのライン (創元推理文庫 Mホ 15-7)殺しへのライン (創元推理文庫 Mホ 15-7)
読了日:12月12日 著者:アンソニー・ホロヴィッツ,山田 蘭

 


ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上
読了日:12月13日 著者:スティーグ・ラーソン

 


ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 下ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 下
読了日:12月13日 著者:スティーグ・ラーソン

 


ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 19-1)ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 19-1)
読了日:12月14日 著者:ダヴィド ラーゲルクランツ

 


ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 19-2)ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 19-2)
読了日:12月14日 著者:ダヴィド ラーゲルクランツ

 


ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 上ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 上
読了日:12月15日 著者:ダヴィド ラーゲルクランツ

 


ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 下ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 下
読了日:12月15日 著者:ダヴィド ラーゲルクランツ

 


追憶のかけら (文春文庫)追憶のかけら (文春文庫)
読了日:12月16日 著者:貫井 徳郎

 


母性 (新潮文庫)母性 (新潮文庫)
読了日:12月17日 著者:湊 かなえ

 


確証 (双葉文庫)確証 (双葉文庫)
読了日:12月18日 著者:今野 敏

 


罪と祈り (実業之日本社文庫)罪と祈り (実業之日本社文庫)
読了日:12月19日 著者:貫井 徳郎

 


マル暴甘糟 (実業之日本社文庫)マル暴甘糟 (実業之日本社文庫)
読了日:12月20日 著者:今野 敏

 


此の世の果ての殺人此の世の果ての殺人
読了日:12月21日 著者:荒木 あかね

 


ザリガニの鳴くところ (ハヤカワ文庫NV)ザリガニの鳴くところ (ハヤカワ文庫NV)
読了日:12月22日 著者:ディーリア・オーエンズ

 


リバース (講談社文庫)リバース (講談社文庫)
読了日:12月23日 著者:湊 かなえ

 


猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)
読了日:12月24日 著者:小川 洋子

 


妊娠カレンダー (文春文庫)妊娠カレンダー (文春文庫)
読了日:12月25日 著者:小川 洋子

 


やさしい訴え (文春文庫)やさしい訴え (文春文庫)
読了日:12月26日 著者:小川 洋子

 


いのちの停車場 (幻冬舎文庫)いのちの停車場 (幻冬舎文庫)
読了日:12月27日 著者:南 杏子

 


火花 (文春文庫)火花 (文春文庫)
読了日:12月28日 著者:又吉 直樹

 


火まつり (P+D BOOKS)火まつり (P+D BOOKS)
読了日:12月29日 著者:中上 健次

 


ベランダ寄せ植え菜園: 自然の力を借りるから失敗しないベランダ寄せ植え菜園: 自然の力を借りるから失敗しない
読了日:12月30日 著者:たなか やすこ

 


深い河 新装版 (講談社文庫)深い河 新装版 (講談社文庫)
読了日:12月31日 著者:遠藤 周作

読書メーター

ひとの死ぬ話をたくさん霜月も。

11月の読書メーター
読んだ本の数:37
読んだページ数:13904

運転者運転者感想
合わなかった。日頃朗らかだったり穏やかだったりしたら肩こりや頭痛が減るかも知れない、そのくらいの話だわね。
読了日:11月01日 著者:喜多川 泰


硝子の塔の殺人硝子の塔の殺人感想
合わなかった。面白がろうと頑張ったけれど無理だった。
読了日:11月02日 著者:知念 実希人


あの日、君は何をした (小学館文庫)あの日、君は何をした (小学館文庫)感想
合わなかった。誰もが脆さや醜さを持っていると思うが、母親ばかりがどうかしている描かれ方に見えて、不思議。全般に都合よくまとめられた印象で説得力に欠ける。
読了日:11月02日 著者:まさき としか


朝10分でできる スープ弁当朝10分でできる スープ弁当感想
スープジャーを使った弁当用スープのレシピ本だけれど、具材の組み合わせなど日常のスープにも応用できる。調味料を含め材料が少なめで、手軽。季節に合ったスープが写真付きで紹介されており、眺めて楽しく、わかりやすい。
読了日:11月03日 著者:有賀薫


嗤う淑女 (実業之日本社文庫)嗤う淑女 (実業之日本社文庫)感想
面白かった。これはああいうことなのではと予想した通りだったり、そこは現実味に欠けると思うところがいくつかあったものの、どうなるのか最後まで興味を持たせてくれた。
読了日:11月04日 著者:中山 七里


うまみがギュッ! 干すだけ簡単 はじめてのドライフードうまみがギュッ! 干すだけ簡単 はじめてのドライフード感想
干し芋と鯵の干物しか作ったことがなく、素人にできることはそのくらいではと思い込んでいたけれど、様々な食材が乾物化・干物化可能と知った。写真が多く、ドライフード熱に火がついた。干して干して干しまくるぞ。
読了日:11月04日 著者:CAMMOC


ふたたび嗤う淑女 (実業之日本社文庫)ふたたび嗤う淑女 (実業之日本社文庫)感想
ちょっと癖になる。そんな酷いことを、と思うけれど、すっきりする感覚もあって、自分自身の残酷さに呆れたり読んで憂さ晴らしするくらいよかろうと思ったり。百回やって一回でも成功するかしらというような策略が毎度うまく転がってしまう気はするものの、最後まで面白く読んだ。
読了日:11月05日 著者:  七里


嗤う淑女 二人嗤う淑女 二人感想
もう面白く思えなくなってしまった。やり過ぎだからか、私が単に飽きたのか判然とせぬが。
読了日:11月06日 著者: 中山 七里


罪と罰〈上〉 (新潮文庫)罪と罰〈上〉 (新潮文庫)感想
主人公が自分勝手な理屈であれこれしでかし、我儘を通した割に懊悩している感じが情けない。人間とはそういうものと思うこともできるが、あまりにも後先を考えぬラスコリニコフを人間の代表に据えたくはない。
読了日:11月07日 著者:ドストエフスキー


罪と罰 下 (角川文庫)罪と罰 下 (角川文庫)感想
取り返しのつかぬことをしたラスコリニコフにも先の明るさが見えるようで、人類全て罪人と考えれば、罪人に許しがあるのは有り難い気がするけれど、犠牲があってのことで複雑。残虐な行いが少なからずあるが殆どの登場人物がいちいち大仰でわざとらしく振る舞い喜劇かと思う。その時代やロシアの背景を知らず、理解が足りぬか知れない。
読了日:11月08日 著者: ドストエフスキー


永遠の旅行者〈上〉 (幻冬舎文庫)永遠の旅行者〈上〉 (幻冬舎文庫)感想
主人公の気取った印象が鼻につき、様々な説明は長く、少しも話が進まず苛立ったりもしたが、我慢のうちに気取りには慣れ、微細な説明は読者がいちいち調べずに済むものと理解した。事象のあれこれがどういう仕組みなのか丁寧に描かれ、設定された世界が掴みやすい。
読了日:11月09日 著者:橘 玲


永遠の旅行者〈下〉 (幻冬舎文庫)永遠の旅行者〈下〉 (幻冬舎文庫)感想
身も心も果てしなく傷つけられたひとが、そうした人生へと導いた国や制度や価値観を受け入れられるか、法律は人間の尊厳を守り得るものとなっているか、日本人であることの意味などあれこれ愚考。
読了日:11月10日 著者:橘 玲


JR上野駅公園口 (河出文庫)JR上野駅公園口 (河出文庫)感想
何からも見捨てられたような人生が淡々と誰を責めるでもなく綴られていて悲しい。著者はインタビューで「わかるとは言えないけれど共に苦しむことはできる」というようなことを語っており、そうしたひとだから描くことのできた話に思う。
読了日:11月10日 著者:柳美里


悪人 新装版 (朝日文庫)悪人 新装版 (朝日文庫)感想
もっと自分を大切にして欲しかった。
読了日:11月11日 著者:吉田 修一


ヒポクラテスの誓い (祥伝社文庫)ヒポクラテスの誓い (祥伝社文庫)感想
何も見逃さず死因の特定されていく様が心地よい。
読了日:11月12日 著者:中山七里


改訂版 散歩で見かける草花・雑草図鑑改訂版 散歩で見かける草花・雑草図鑑感想
ひとつの草について調べようとして、ペラペラ捲るとどれも面白く結局全頁読み返してしまった。写真に特徴が細かく記され、ひとくちコメントやコラムも示唆に富む。散歩が何倍も楽しくなってよい。
読了日:11月13日 著者:高橋冬


ある行旅死亡人の物語ある行旅死亡人の物語感想
共同通信記者が死亡者の身元を調べる実話。判ることもあるが解けぬ謎も多く、死亡人のというよりは記者の物語。
読了日:11月14日 著者:武田 惇志,伊藤 亜衣


刑事たちの挽歌〈増補改訂版〉 警視庁捜査一課「ルーシー事件」 (文春文庫 た 89-2)刑事たちの挽歌〈増補改訂版〉 警視庁捜査一課「ルーシー事件」 (文春文庫 た 89-2)感想
何不自由ない境遇に見えるひとが、恵まれていることを知ってか知らずか、他人の人生を滅茶苦茶に踏み躙る。怖い。
読了日:11月14日 著者:髙尾 昌司


ヒポクラテスの憂鬱 (祥伝社文庫)ヒポクラテスの憂鬱 (祥伝社文庫)感想
前作に続き、じゃんじゃん真相究明していて、よい。
読了日:11月15日 著者:中山七里


殺人ライセンス (角川文庫)殺人ライセンス (角川文庫)感想
謎解きのほか、家族、友人の在り方など。
読了日:11月16日 著者:今野 敏


襲撃 (実業之日本社文庫)襲撃 (実業之日本社文庫)感想
空手の豆知識を入手。
読了日:11月17日 著者:今野敏


少女 (双葉文庫)少女 (双葉文庫)感想
少女に限らず死に惹きつけられるのはわかる。誰もが死ぬし一回きりだし。
読了日:11月17日 著者:湊 かなえ


大正十二年九月一日の大震に際して大正十二年九月一日の大震に際して感想
罹災状況を淡々と時には滑稽ささえ交え綴っている。冷めたように見えるが、そう振る舞わずにいては心が弱り切ってしまう、そんなふうに読んだ。
読了日:11月17日 著者:芥川 竜之介


硝子のハンマー (角川文庫)硝子のハンマー (角川文庫)感想
探偵を好きになれず、かと言って犯人に肩入れできず。
読了日:11月18日 著者: 貴志 祐介


狐火の家 (角川文庫)狐火の家 (角川文庫)感想
すらすら読み進むが後に残るものがない。
読了日:11月19日 著者:貴志 祐介


鍵のかかった部屋 (角川文庫)鍵のかかった部屋 (角川文庫)感想
読みやすい。防犯豆知識は得られる。
読了日:11月20日 著者:貴志 祐介


希望荘 (文春文庫)希望荘 (文春文庫)感想
面白く読んだ。しかし杉村を独立させてこそ描くことができたと思うほどの展開はない。
読了日:11月21日 著者:宮部 みゆき


犬を盗む犬を盗む感想
読みやすい。日常の見過ごしてはならぬ問題に目を向けさせようという意欲が感じられる。
読了日:11月22日 著者:佐藤 青南


雨に消えた向日葵 (幻冬舎文庫)雨に消えた向日葵 (幻冬舎文庫)感想
読みやすい。現実的に見えるけれど、そんなふうになるだろうか/するだろうかという部分が少なからずあり、もやもや。
読了日:11月23日 著者:吉川 英梨


贖罪の奏鳴曲 (講談社文庫)贖罪の奏鳴曲 (講談社文庫)感想
主人公に慣れるまで時間を要す。彼が死体を捨てる、どうしようもなさそうなところから始まり、興味を引く。
読了日:11月24日 著者:中山 七里


追憶の夜想曲 (講談社文庫)追憶の夜想曲 (講談社文庫)感想
どのような人も公平に受け止められたらと思うも、主人公をどう見ればよいか迷う。
読了日:11月25日 著者:中山 七里


恩讐の鎮魂曲 (講談社文庫)恩讐の鎮魂曲 (講談社文庫)感想
讐という字を覚えたけれど使いどきがなさそう。そして、理由があってもなくても殺したらダメ。
読了日:11月26日 著者:中山 七里


悪徳の輪舞曲 (講談社文庫)悪徳の輪舞曲 (講談社文庫)感想
誰も信用できない。
読了日:11月27日 著者:中山 七里


ST 警視庁科学特捜班 エピソード1<新装版> (講談社文庫)ST 警視庁科学特捜班 エピソード1<新装版> (講談社文庫)感想
その世界に没頭できれば面白い。赤城が好き。
読了日:11月28日 著者:今野


龍臥亭事件〈上〉 (光文社文庫)龍臥亭事件〈上〉 (光文社文庫)感想
次々に人が殺されてしまうけれど名探偵がいないので仕方ない。のかな。
読了日:11月29日 著者:島田 荘司


龍臥亭事件〈下〉 (光文社文庫)龍臥亭事件〈下〉 (光文社文庫)感想
いろいろあったものの、怪しい人はやはり怪しかった。
読了日:11月29日 著者:島田 荘司


境遇 (双葉文庫)境遇 (双葉文庫)感想
どれだけ歳をとっても親のことはなかなか克服できない。
読了日:11月30日 著者:湊 かなえ

読書メーター

ネイティブな、いてこましたろか。

3日、金曜日は文化の日可燃ごみの日でもあった。いつものように白犬を抱き集積所へ行った。途中、角を曲がるのだけれど、その角へ建つ家にハナちゃんという名の犬がいる。ハナちゃんの他に結構歳をとった人間の男の人と同年代の人間の女の人と彼らの半分くらいの年齢に見える人間の男の人が暮らしている感じ。ハナちゃんはいつも歳をとった男の人と散歩するのだけれど、歩く速さが尋常じゃなく遅い。どちらが足を引っ張っているのか知らぬが、犬連れでなければ男の人は不審者と疑われるか知れない。

集積所にはハナちゃん抜きでその人だけがいて、ごみを捨てるときは犬を連れて行けという決まりもないので全然構わぬが、彼は他の人が捨てたごみ袋を開け中身を確かめているところで、何だか気まずい。見つからぬようそっと捨てて逃げよう、そう思うけれど「おはよう」と声をかけられた。物陰など一切なく見つからぬ訳がなかった。「おはようございまーす」と返してさっさと逃げたのだが、ごみ出しルールを守らぬ人も他者のごみ袋を開いてしまう人も何だか気に入らない。私は私で見て見ぬふりだけれど。

4日、土曜日はPさんに頼まれ、私の運転する私のクルマでPさんとPさんの猫を動物病院へ連れて行った。猫が下痢続きで、時に嘔吐などしたため。且つPさんは寝不足で運転に適した体調ではなかった。だからと言って立ったり歩いたり話したりするのに不便は全くないように見えたけれど、待合室へも診察室へも同行するよう言われ、それに従った。猫の病状を知らぬのに。猫は触られることを嫌い、Pさんが手入れをしようとする素振りだけで噛み付くが、病院では誰のことも噛まずに耐えた。フードの変更、おやつの禁止を言い渡され、点滴と投薬が行われた。

帰宅して猫を猫の部屋へ休ませ、今度は私の運転する私のクルマで白犬と茶犬とPさんをカインズホームへ連れて行った。私はドライフードを作りたいと思い、ザルが欲しかったのだけれど、店の人に聞くと乾物に使うザルは梅干しの時期にしか売らないそうで買うことができなかった。Pさんは猫砂とごみ袋を買うことができた。

買い物を終えるとPさんが昼食にチキンオーバーライスを食べたい様子で、買いに行くか問うと「それだけのために行くのは悪い」と運転する私に気遣いを見せた。そんなの問題ございませんよと行く方向で話をつけ出向いたけれど店はやっておらず、それだけのために来てしまったので目的を見失う。見失ったままクルマを動かすと危険なので瞬時に目的地をニトリとする。更に足を伸ばす具合だ。結局Pさんは、ニトリ、OKストア、銀だこで買い物をした。

たこ焼きを昼ごはんにすると言うのを聞いたとき、Pさんの昼ごはんの話だろうと思っていたのだけれど、私の昼ごはんの話でもあったのだった。どういうつもりかPさんは二人分として24個のたこ焼きを買って来ていた。14個10個でよいか問うとよいとの返事で、そのように分けた。あとで聞くと「14個は多過ぎで食べるのが辛かった」とのこと。私は「10個までならおいしく食べられるよ」と教えてあげた。体調によるだろうけれど。

5日、日曜日は白犬と茶犬のグルウミングの日で私の運転する私のクルマで犬と犬とPさんを乗せて犬の美容院のある駅ビルへ出かけた。犬と犬を美容院に預けたあと、Pさんと私も髪を切った。私はきのこみたいなショートと頼み、思う通りに仕上がった。

そのあと昼食にPさんはハンバーグ、私はステーキを食べた。料理が出てくると、こういうことかとPさんが言う。それは150gのハンバーグが2個なのかということなのだけど、メニューに「ダブル300g」とあったので想定内の話のように思う。なのだけどPさんは300gは多いと持て余し気味で、懲りぬ人である。一塊でもふたつに分かれていても300gは300gですよね。

グルウミングを終えた犬と犬は、期間限定の薔薇がどうとかいうオプションのおかげでふっわふわになった。特に白犬は塀に沿って歩き、葉っぱの下へ潜り、路傍で突如寝そべるなどして白犬と言いながら灰色犬だったりするのだけれど、真に真っ白、こんなに白かったのか!という白さで戻ってきた。見違える。

帰途、ガソリンスタンドへ寄り、給油した。1リットル151円だった。Pさんが代金を払うから洗車すべしと言うので、コイン洗車機でクルマを洗う。散髪代昼食代食料品代フラペチーノ代であれこれあり誰が誰にいくら払うものか計算するのが手間で清算せずに済ます。

夜、髪を洗う。毛量が減ったためドライヤ時間が短くなった。最高。

ふふふふんふふん、ホテルキャリフォーニャー。

無印良品で買った、ワンマイルウェアだか寝巻きだか判然とせぬワンピース的なものを着ると丈が絶妙に駄目駄目で形悪い。かと言って着替えるほどかよ、カインズホームに行くだけだもの。と足首から腿を覆うふわふわ靴下的なものを履く。レギンスを履いた感じになって見た目が少し改まったけれど暑かった、11月だと言うのに夏日。

カインズホームへは私の運転する私のクルマの助手席に白犬と茶犬を乗せて出かけた。昼過ぎの帰り道、茶犬が目を潤ませながら太陽を直視して、お目目が潰れるよと言うのだけどなかなか理解を得られず、日光を避けるのに苦心した。茶犬は持病があって医者通いしており、先月、その医者(内科)に促され眼科を受診なんてことがあったばかり。

眼科で診てもらって意外だったのは、初診時は朝食抜きでとの指示。目と食事など無関係な気がして。だけれど、何か検査が終わるたび食べ物を与えて良いか聞くと断られるという具合で、絶食が必須だった模様。そして、もうひとつ。眼科であるのに耳の中も診られて、「耳毛が伸びてますね」と指摘されたのである。「犬の美容院で耳毛は抜かないほうが良いと言われました」と返答すると「何故ですか」と問われ「耳毛があると自然に耳垢が排出されるそうです」と言ったら、「うーん」と納得していない様子なのだった。

犬の美容師さんはプロフェッショナルなので間違ったことは言わぬと思っていたけれど、犬の眼科医もプロフェッショナル、無駄に謎を投げかけたりせぬのではと思い、帰宅して茶犬の耳毛を抜くと耳毛が邪魔をして隠れていた部位に耳垢がこびりついていた。割と塊で。結論、犬の耳毛は抜いたほうが良い。かもね。

白犬茶犬が通う美容院ではトリミングをグルーミングと呼び変えたとき、毛並みに逆らってブラシをかけない、耳毛は抜かない、足裏の毛はあまり刈らないなど犬ファーストのお手入れに変わったのだった。犬の身を案じてという説明を「そーなのかー」と受け入れてしまった。そういう方法が合う犬もいるかも知れないけれど、茶犬には合っていなかったようだ。

眼科医によれば目と耳と口と皮膚は関係性があるそうで、目に病気があると耳や口内や皮膚にも悪いところが出てくるとのこと。逆に言えば、耳の手入れ不足が目に悪影響を与えた可能性もある。しっかりせねば。

ゴミをゴミ集積所に持って行くとき、白犬と一緒に行くのが決まりで、今朝も白犬を抱えつつ段ボール箱や何かを運んだのだけれど、気付けば私がホテルカリフォルニアを鼻歌っていて妙。大抵、何かを見聞きして、その反応として心の中に音楽が流れたり、実際に歌ってしまったりする。ホテルカリフォルニアは歌詞を知らぬし、道中ホテルカリフォルニアっぽい場面はなかった。と思う。

ゴミ集積所の柵の向こうに猫がいて、私の顔を見てはっきりと「ニャア」と鳴く。時間から考えて「うん、おはよう」と返答した。また「ニャア」と言うので「おはよう」と答える。ということを幾度か繰り返し、挨拶の気持ちよさみたいなものを感じ、清々しい朝だわねなどと思ったが、抱えていた白犬を警戒していたのかも、それだけのことだったのかも、と夜になって思う居待月。

ひとの死ぬ話をたくさん神無月。

 

10月の読書メーター
読んだ本の数:44冊
読んだページ数:17034頁

ペテロの葬列 上 (文春文庫)ペテロの葬列 上 (文春文庫)
読了日:10月01日 著者:宮部 みゆき
ペテロの葬列 下 (文春文庫)ペテロの葬列 下 (文春文庫)
読了日:10月01日 著者:宮部 みゆき
爆弾爆弾
読了日:10月02日 著者:呉 勝浩
雨滴は続く雨滴は続く
読了日:10月03日 著者:西村 賢太
レキシントンの幽霊 (文春文庫)レキシントンの幽霊 (文春文庫)
読了日:10月03日 著者:村上 春樹
ファーストラヴ (文春文庫)ファーストラヴ (文春文庫)
読了日:10月03日 著者:島本 理生
最後の証人 (角川文庫)最後の証人 (角川文庫)
読了日:10月04日 著者:柚月裕子
ハサミ男 (講談社文庫)ハサミ男 (講談社文庫)
読了日:10月04日 著者:殊能 将之
蝶の力学 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)蝶の力学 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)
読了日:10月06日 著者:麻見 和史
母 (単行本)母 (単行本)感想
大変そうなできごとを大変な目に遭ったらしく書かれているのだけれど、辛さや痛みが伝わりながらも描き方が深刻過ぎず、冷静で正直な感じがとてもよかった。身の周りのあらゆることを考えに考えてこその文章のように思う。
読了日:10月06日 著者:青木 さやか
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)
読了日:10月07日 著者:米澤 穂信
マリコ、東奔西走マリコ、東奔西走
読了日:10月07日 著者:林 真理子
カムカムマリコカムカムマリコ感想
日々の記録。文体も話題も気取りがない。日記が続かないひとへ、もっと気楽に書いてみたらいいよという励ましにも見える。
読了日:10月07日 著者:林 真理子
合理的にあり得ない 上水流涼子の解明 (講談社文庫)合理的にあり得ない 上水流涼子の解明 (講談社文庫)
読了日:10月07日 著者:柚月 裕子
すぐ死ぬんだから (講談社文庫)すぐ死ぬんだから (講談社文庫)
読了日:10月09日 著者:内館 牧子
ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)
読了日:10月11日 著者:内藤 了
騎士団長殺し 第1部: 顕れるイデア編(上) (新潮文庫)騎士団長殺し 第1部: 顕れるイデア編(上) (新潮文庫)
読了日:10月11日 著者:村上 春樹
騎士団長殺し 第1部: 顕れるイデア編(下) (新潮文庫)騎士団長殺し 第1部: 顕れるイデア編(下) (新潮文庫)
読了日:10月12日 著者:村上 春樹
騎士団長殺し 第2部: 遷ろうメタファー編(上) (新潮文庫)騎士団長殺し 第2部: 遷ろうメタファー編(上) (新潮文庫)
読了日:10月12日 著者:村上 春樹
騎士団長殺し 第2部: 遷ろうメタファー編(下) (新潮文庫)騎士団長殺し 第2部: 遷ろうメタファー編(下) (新潮文庫)感想
相性が悪いのか、描き出そうとしているものが全く掴めなかった。読んだことを忘れたあと何年かして、ふと心に迫る何かに気付いたりすることがあるかしらと淡く期待する。しかない。
読了日:10月13日 著者:村上 春樹
あなたの人生、片づけます (双葉文庫)あなたの人生、片づけます (双葉文庫)感想
すっきり暮らす心地よさがわかりやすく描かれており、日々の過ごし方に取り入れたく思う。
読了日:10月15日 著者:垣谷 美雨
ラストライン (文春文庫)ラストライン (文春文庫)感想
推理はなく、思う通りの筋書き。地道にこつこつ、実際の捜査とはこんな感じかもしれないと思える流れで、報告書か何かのよう。面白さがよくわからず、続編を読むべきか迷う。
読了日:10月16日 著者:堂場 瞬一
割れた誇り ラストライン 2 (文春文庫)割れた誇り ラストライン 2 (文春文庫)感想
シリーズ2作目。1作目に続き、地道な捜査。派手でないのは現実的なようにも見える。割と頻繁に出てくる食べ物が美味しそうで、登場人物が実際に生きている感じがしてよい。
読了日:10月16日 著者:堂場 瞬一
迷路の始まり ラストライン 3 (文春文庫)迷路の始まり ラストライン 3 (文春文庫)
読了日:10月16日 著者:堂場 瞬一
骨を追え ラストライン4 (文春文庫 と 24-18)骨を追え ラストライン4 (文春文庫 と 24-18)
読了日:10月17日 著者:堂場 瞬一
悪の包囲 ラストライン5 (文春文庫 と 24-20)悪の包囲 ラストライン5 (文春文庫 と 24-20)感想
カツサンドを食べたくなったり、コーヒーの美味い喫茶店に出かけたくなったり。
読了日:10月18日 著者:堂場 瞬一
邪心 警視庁犯罪被害者支援課2 (講談社文庫)邪心 警視庁犯罪被害者支援課2 (講談社文庫)
読了日:10月19日 著者:堂場 瞬一
岩波文庫的 月の満ち欠け岩波文庫的 月の満ち欠け
読了日:10月20日 著者:佐藤 正午
二度泣いた少女 警視庁犯罪被害者支援課3 (講談社文庫)二度泣いた少女 警視庁犯罪被害者支援課3 (講談社文庫)
読了日:10月21日 著者:堂場 瞬一
身代わりの空(上) 警視庁犯罪被害者支援課4 (講談社文庫)身代わりの空(上) 警視庁犯罪被害者支援課4 (講談社文庫)
読了日:10月22日 著者:堂場 瞬一
身代わりの空(下) 警視庁犯罪被害者支援課4 (講談社文庫)身代わりの空(下) 警視庁犯罪被害者支援課4 (講談社文庫)
読了日:10月22日 著者:堂場 瞬一
影の守護者 警視庁犯罪被害者支援課5 (講談社文庫)影の守護者 警視庁犯罪被害者支援課5 (講談社文庫)
読了日:10月23日 著者:堂場 瞬一
不信の鎖 警視庁犯罪被害者支援課6 (講談社文庫)不信の鎖 警視庁犯罪被害者支援課6 (講談社文庫)
読了日:10月23日 著者:堂場 瞬一
空白の家族 警視庁犯罪被害者支援課7 (講談社文庫)空白の家族 警視庁犯罪被害者支援課7 (講談社文庫)
読了日:10月24日 著者:堂場 瞬一
チェンジ 警視庁犯罪被害者支援課8 (講談社文庫)チェンジ 警視庁犯罪被害者支援課8 (講談社文庫)感想
何か読むと大抵、誰かしらに思い入れ、肩入れしたりするけれど、登場人物の誰にも惹かれぬまま、シリーズを通してサクサク読んだ。とは言え引っ掛かりはあって、例えば、村野が公徳心のようなものを持ち出すとき、悪いと思いつつ悉くそれら(ペットボトルの廃棄、携帯電話の使用など)をしてしまっており、本当は悪いことだから読者は真似をせぬようにという配慮の一文か知れぬが、些細なことながら村野の言い訳がましさとして滲み、苛立ちを覚えた。
読了日:10月24日 著者:堂場 瞬一
雨色の仔羊 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)雨色の仔羊 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)感想
普通に、変わった殺人現場から始まる殺人事件がよい。であれば多少無理があっても、素直な如月塔子の成長を見守る物語として楽しめる。設定が大ごと過ぎては塔子のかわいさでは補いきれず、真面目に読むことが難しくなる。
読了日:10月24日 著者:麻見 和史
リセット(新装版) (双葉文庫)リセット(新装版) (双葉文庫)
読了日:10月25日 著者:垣谷 美雨
往復書簡 (幻冬舎文庫)往復書簡 (幻冬舎文庫)感想
手紙というのは書くひとの横暴さでできているように思った。出すのも受け取るのも嫌いではないけれど。
読了日:10月26日 著者:湊 かなえ
山女日記 (幻冬舎文庫)山女日記 (幻冬舎文庫)感想
山登りと人間関係、どちらも不得手ながら山登りした気分にはなれて、ちょっと爽快。
読了日:10月26日 著者:湊 かなえ
ロスト・ケア (光文社文庫)ロスト・ケア (光文社文庫)
読了日:10月28日 著者:葉真中 顕
坂の途中の家 (朝日文庫)坂の途中の家 (朝日文庫)感想
夫婦間で遠慮し過ぎ、会話なさ過ぎ、甘え過ぎとあれこれ思うところはあるものの、一度定着してしまった関係性を変えるのは難しい気がする。実際に何がどう起きたのか判然とせぬが、家庭という密室で互いに助け合う気持ちがなくては息苦しいに違いない。読みながらしばしば呼吸が浅くなった。
読了日:10月30日 著者:角田光代
死にたいって誰かに話したかった (双葉文庫 み 31-04)死にたいって誰かに話したかった (双葉文庫 み 31-04)感想
思いつくまま話をする、ただそれだけの自由が私には得難く、会に参加したら窮屈さが減るのではと思った。
読了日:10月31日 著者:南 綾子
鍵のない夢を見る (文春文庫)鍵のない夢を見る (文春文庫)
読了日:10月31日 著者:辻村 深月
転がる検事に苔むさず転がる検事に苔むさず
読了日:10月31日 著者:直島 翔

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