ひそやかな叫び

頭が腐っているのじゃよ

ネイティブな、いてこましたろか。

3日、金曜日は文化の日可燃ごみの日でもあった。いつものように白犬を抱き集積所へ行った。途中、角を曲がるのだけれど、その角へ建つ家にハナちゃんという名の犬がいる。ハナちゃんの他に結構歳をとった人間の男の人と同年代の人間の女の人と彼らの半分くらいの年齢に見える人間の男の人が暮らしている感じ。ハナちゃんはいつも歳をとった男の人と散歩するのだけれど、歩く速さが尋常じゃなく遅い。どちらが足を引っ張っているのか知らぬが、犬連れでなければ男の人は不審者と疑われるか知れない。

集積所にはハナちゃん抜きでその人だけがいて、ごみを捨てるときは犬を連れて行けという決まりもないので全然構わぬが、彼は他の人が捨てたごみ袋を開け中身を確かめているところで、何だか気まずい。見つからぬようそっと捨てて逃げよう、そう思うけれど「おはよう」と声をかけられた。物陰など一切なく見つからぬ訳がなかった。「おはようございまーす」と返してさっさと逃げたのだが、ごみ出しルールを守らぬ人も他者のごみ袋を開いてしまう人も何だか気に入らない。私は私で見て見ぬふりだけれど。

4日、土曜日はPさんに頼まれ、私の運転する私のクルマでPさんとPさんの猫を動物病院へ連れて行った。猫が下痢続きで、時に嘔吐などしたため。且つPさんは寝不足で運転に適した体調ではなかった。だからと言って立ったり歩いたり話したりするのに不便は全くないように見えたけれど、待合室へも診察室へも同行するよう言われ、それに従った。猫の病状を知らぬのに。猫は触られることを嫌い、Pさんが手入れをしようとする素振りだけで噛み付くが、病院では誰のことも噛まずに耐えた。フードの変更、おやつの禁止を言い渡され、点滴と投薬が行われた。

帰宅して猫を猫の部屋へ休ませ、今度は私の運転する私のクルマで白犬と茶犬とPさんをカインズホームへ連れて行った。私はドライフードを作りたいと思い、ザルが欲しかったのだけれど、店の人に聞くと乾物に使うザルは梅干しの時期にしか売らないそうで買うことができなかった。Pさんは猫砂とごみ袋を買うことができた。

買い物を終えるとPさんが昼食にチキンオーバーライスを食べたい様子で、買いに行くか問うと「それだけのために行くのは悪い」と運転する私に気遣いを見せた。そんなの問題ございませんよと行く方向で話をつけ出向いたけれど店はやっておらず、それだけのために来てしまったので目的を見失う。見失ったままクルマを動かすと危険なので瞬時に目的地をニトリとする。更に足を伸ばす具合だ。結局Pさんは、ニトリ、OKストア、銀だこで買い物をした。

たこ焼きを昼ごはんにすると言うのを聞いたとき、Pさんの昼ごはんの話だろうと思っていたのだけれど、私の昼ごはんの話でもあったのだった。どういうつもりかPさんは二人分として24個のたこ焼きを買って来ていた。14個10個でよいか問うとよいとの返事で、そのように分けた。あとで聞くと「14個は多過ぎで食べるのが辛かった」とのこと。私は「10個までならおいしく食べられるよ」と教えてあげた。体調によるだろうけれど。

5日、日曜日は白犬と茶犬のグルウミングの日で私の運転する私のクルマで犬と犬とPさんを乗せて犬の美容院のある駅ビルへ出かけた。犬と犬を美容院に預けたあと、Pさんと私も髪を切った。私はきのこみたいなショートと頼み、思う通りに仕上がった。

そのあと昼食にPさんはハンバーグ、私はステーキを食べた。料理が出てくると、こういうことかとPさんが言う。それは150gのハンバーグが2個なのかということなのだけど、メニューに「ダブル300g」とあったので想定内の話のように思う。なのだけどPさんは300gは多いと持て余し気味で、懲りぬ人である。一塊でもふたつに分かれていても300gは300gですよね。

グルウミングを終えた犬と犬は、期間限定の薔薇がどうとかいうオプションのおかげでふっわふわになった。特に白犬は塀に沿って歩き、葉っぱの下へ潜り、路傍で突如寝そべるなどして白犬と言いながら灰色犬だったりするのだけれど、真に真っ白、こんなに白かったのか!という白さで戻ってきた。見違える。

帰途、ガソリンスタンドへ寄り、給油した。1リットル151円だった。Pさんが代金を払うから洗車すべしと言うので、コイン洗車機でクルマを洗う。散髪代昼食代食料品代フラペチーノ代であれこれあり誰が誰にいくら払うものか計算するのが手間で清算せずに済ます。

夜、髪を洗う。毛量が減ったためドライヤ時間が短くなった。最高。